政府は3月9日、プラスチックゴミの排出削減やリサイクル強化を進めるための新法案「プラスチック資源循環促進法案」を閣議決定した。
コンビニなどで無料で提供される、使い捨てのプラスチック製スプーンやフォークについて、提供方法の見直しや代替素材への転換を求める。
法案は環境省が今国会に提出し、2022年4月の施行を目指す。
新法案によると、使い捨てプラスチックを多く提供する事業者には、削減策作りを義務付ける。取り組みを怠った事業者に対しては、改善勧告や公表などの措置をとった上で、従わない場合には50万円以下の罰金を課す。
また、環境に配慮したプラスチックを製造するための指針を策定し、指針に適合したプラスチック製品を国が認定する仕組みも創設。環境配慮したプラスチック製品の利用を促していく。