こっちに向かって歩いてる...?
ある農園で収穫された、まるで人間みたいなおもしろい形のニンジンがSNSで話題になっています。
収穫したのは、神奈川県横須賀市の「ブロ雅農園」(@buromasa0423)の園主、鈴木雅智(まさとし)さん。農作業をしていた3月4日、手足を動かしてのしのしと歩いているかのような不思議な形のニンジンを見つけました。収穫した時は「久しぶりに良いのが採れた」と喜んだといいます。
鈴木さんはこれまでにも、人に見えるおもしろニンジンを農園で見つけると、SNSでシェアしていました。
人型ニンジン、なぜ生まれる?
鈴木さんによると、不思議な形のにんじんが採れる理由は主に二つあります。
一つは、農作物が小石などの障害物に当たってしまうこと。もう一つは、虫が土の中で作物の根っこを傷つけてしまうこと、と言います。
ブロ雅農園は農薬を使用していないため、ニンジンなどの野菜が成長する途中で虫の影響を受け、こうしたユニークな形の作物がしばしば見つかるそうです。
「農家さんによっては、股が割れるなど変な形のニンジンは売れないからと捨ててしまうこともあります。私たちの農園は『農業はおもしろい』をテーマにしていますので、変わった形のニンジンも廃棄せず、直売所で販売します。理解のある消費者の人たちにも買っていただいています」
売りに出す際には、「変なニンジン」と書いたシールを商品に貼って、消費者に楽しんでもらう工夫もしていると話します。
このニンジンの運命は…
「強そう」「ちょっと元気出た」「進撃のニンジン」
たくましいニンジンの写真に、Twitterではコメントが次々に寄せられています。
強そうなこのにんじん、この後どうなるの?
鈴木さんによると、直売所に飾ってもらうか、農業体験で子どもたちに見せるか、まだ決めかねているそうです。
思わず笑みがこぼれてしまう、ブロ雅農園でこれまでに収穫されたおもしろニンジン集がこちら⬇️