NHKの朝の番組『あさイチ』の進行を担当してきた、近江友里恵アナウンサーが3月5日の放送をもって番組を卒業した。近江アナウンサーは3月末でNHKを退職し、鈴木奈穂子アナウンサーが進行役を引き継ぐという。
近江アナは『ブラタモリ』を担当したことでも知られ、2018年春からは、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸さん、博多大吉さんとともに「あさイチ」のキャスターを担当してきた。
5日の放送の最後、博多大吉さんが、近江アナへの視聴者からのFAXが1000通以上寄せられたことを報告した。中には「近江さんが最後と聞いて、夫は仕事を休みました」というものもあった。
近江アナのあいさつ(全文)
この後、近江アナはこうあいさつした。
「3年間、『あさイチ』を担当させていただきまして、見てくださってありがとうございました。4月からなんですけれども、何をするかというとですね、ちょっと個人的な話で申し訳ないんですけれども、街づくりの仕事に関わることになりました」
「もともと建物を見たりするのも好きだったんですけれども、例えば『ブラタモリ』で全国各地を歩かせていただいた経験とか、災害報道の現場で、防災とか減災とかそういうことを学ばせていただいたことも役立てられると思うし」
「何よりも、『あさイチ』でたくさんの生活の知恵を学ばせていただいたので、そういうものを生かして、いい街を作って、みなさんに恩返ししていきたいなという風に思っております」
「本当に、華丸さんと大吉さんには、本当のお兄ちゃんができたような感じで、本当にお世話になりました。支えていただいて、とっても感謝してるし、寂しいと思わないようにしようと思って。またどっかで会えるだろうな、と私は勝手に思ってます。(ゲストの)ムロさんも、『LIFE!』の収録で、時々『あさイチ』の近く(にいたので)、近所のお兄ちゃんみたいな感じで思っておりました」
ムロツヨシさんが送り出した
あいさつの後、この日のゲストだった俳優・ムロツヨシさんが、NHKのコント番組『LIFE!』のネタである「サスペンダー王子」に扮し、「近江さん、最高の街づくりを、最高の… サッササ サッササ サスペンダー!近江さんありがとうございました!」とギャグを交えながら、近江アナを送り出した。