今日3月3日(水)関東では、日の出すぐの太陽の周りにボンヤリと虹色の環が見られました。
これは「花粉光環」と呼ばれるもので、太陽の光がスギ花粉の粒により回折することで発生したものです。スギ花粉が空気中に多く飛散していることを示しています。
>>〔写真〕今朝見られた花粉光環
雨上がりで強風 すでに花粉が多く飛散
関東では、昨日の夕方に前線通過により雨が降り、今朝は天気が回復して晴れたところが多くなりました。
また、東京都心では日付が変わってからも最大瞬間風速で21.2m/sを観測するなど、今朝にかけても風の強い状態が続いています。
そのため、花粉が飛散しやすくなる条件である、「雨上がり」「風が強い」ことが相まって、朝から花粉が多く飛散している状況です。
ウェザーニュースが設置した独自花粉観測機ポールンロボによる観測データを見ると、東京や神奈川、茨城県などでは、日付が変わってから7時までの間で、非常に多い基準となる200個以上の花粉を観測しているところが多くなっています。
関東から九州では「非常に多い」予想
今日は東京や名古屋、大阪、福岡など関東から西の各地で花粉が「非常に多い」予想です。午後にかけて天気が回復する北陸や東北南部でも「やや多い」予想となっています。
朝から花粉飛散量が多いため、外出する場合はマスクや目薬など最大限の対策が欠かせません。
また、帰宅時は家に花粉を持ち込まないようにし、洗濯物も取り込む前に花粉を落とすなどできる限りの対処をしたほうが良さそうです。
>>1時間ごとの花粉飛散予想
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