ミャンマーの新軍事政権は国内の通信会社、インターネットゲートウェイ、他のインターネットサービスプロバイダー(ISP)にTwitter(ツイッター)とInstagram(インスタグラム)を遮断するよう命じた。この数日前には、国の「安定」を確保するために同様の措置をFacebook(フェイスブック)にも取っていた。
ミャンマーで事業を展開する最大の通信会社の1社であるノルウェーの通信大手Telenor(テレノール)は、政府がISPに「追って通知するまで」TwitterとInstagramを遮断するよう命じたと述べている。
ミャンマーの一部のユーザーは、Twitterにアクセスできないことを確認した。世界のインターネット使用状況を追跡しているNetBlocksは、ミャンマーの複数のネットワークが米国のソーシャルネットワークを遮断し始めていると明らかにした。
ミャンマーの運輸・通信省は現地時間2月5日、TwitterとFacebook所有のInstagramは公衆へのプロパガンダと誤情報の流布で悪用されており、これは国の安定にとって脅威だと主張した。同省は今週初め、2月7日深夜までのFacebookの一時的禁止を命令したときも同様の説明を行った(NetBlocksによると、ミャンマー最大の通信事業者である国営のMPTは、すでにInstagramとWhatsAppのネットワークを遮断しているという)。
2月5日の命令は、民間人指導者Aung San Suu Kyi(アウン・サン・スー・チー)氏や先の選挙で大勝した国民民主連盟の民主的に選出されたリーダーたちを拘束することで権力を掌握した新軍事政権に抗議するために、何千人というミャンマー人がTwitterの利用を2021年2月第1週に始めたことを受けてのものだ。
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