エレベーターが「現代アート風に...」。ソーシャルディスタンスを忠実に守った結果

撮影者は「面白い体験でしたが、驚かれた方にはちょっと気の毒なことをしたなと思っています」とコメントを寄せました。
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エレベーターでソーシャルディタンスを忠実に守ったら、現代アートのようになったというエピソードがネット上で話題になっている。

エレベーターの写真を撮影した作家がTwitterに投稿した

撮影者によると、舞台は福岡市中央区のスーパーや薬局が入った建物。

1月下旬に友人と4人で立ち寄り、エレベーターに乗った。ソーシャルディスタンスが保たれるよう「定員は4人」に減らされ、テープによる区切りや立ち位置として足型マークも設置されていた。

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「現代アート風になった」エレベーター
撮影者提供

2階でドアが開くと、乗ろうとした男性が「えっ!」という怯えた声をあげ、後退りしたという。

乗っていた4人全員が、エレベーターの隅に立ち、無言で壁を向いていたからだ。

足型マークは壁向きで、四隅に設置されていた。忠実に守って乗ったことで、ちょっと不気味な光景を演出することになったようだ。

撮影者は「ヒトを使った現代アートのようになっていた」とツイートで紹介している。

両脇にいた自分たち4人の存在に気づかずに、男性が乗り込もうとしたのではないかと、撮影者は振り返っている。4人が2階で降りた際、男性は不審がった表情をしていたという。

撮影者は、ハフポスト日本版に「面白い体験でしたが、驚かれた方にはちょっと気の毒なことをしたなと思っています」とコメントを寄せた。

ツイートのコメント欄には、同様の対策をしているエレベーターの写真が寄せられた。

これを踏まえて「エレベーターの両端に人間が固まっていたら、少しせっかちな方だと入れ違いでこのようなことが起きる可能性はまあまああるのでは」と話した。

ソーシャルディスタンス対策への印象については、次のように語った。

「よいものだと思います。シンプルな発想でおそらくちゃんとした効果はあると思いますし、飛沫のリスクを下げる方法としては有効であると思っています」