商品デザインにスペルミスがあったとして発売中止が決定していた、サッポロビールとファミリーマートの共同開発ビールについて、サッポロは1月13日、一転して2月から発売することを決めたと明らかにした。
サッポロビールによると、SNSなどで発売を希望する声が多く寄せられたことや、スペルミスがあった状態で販売することについて「問題ないとの回答を得た」ことなどが理由だという。
発売中止となっていたのはサッポロビールとファミリーマートが共同開発した「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」。発売前に、商品パッケージにある「LAGER」とすべきところを「LAGAR」と表記するスペルミスがあったことが発覚し、発売中止を決めていた。
これに対しSNSでは「廃棄されたら食品ロスになる」「そのまま売っても良いのでは」といった投稿が寄せられたほか、サッポロビールの消費者向け相談センターには発売を希望する電話もあったという。
そしてサッポロビールは13日、このビールについて、一転して発売することを発表。2月2日から全国のファミリーマート店舗に並ぶという。
サッポロビールは発表で「温かいご意見を頂きましたことに御礼申し上げますとともに、方針変更により多くのお客様にご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます」とコメントした。
また、同社の広報担当者はハフポスト日本版の取材に対し、デザインにスペルミスがあるまま販売できるかどうかについて「関連法規や省庁に確認したところ、問題ないとの回答を得たため、ファミリーマートと協議したうえで発売することになった」と説明した。