東京都江東区の豊洲市場で1月5日、新年の初セリがあった。
時事通信などによると、毎年高値が話題となる生の本マグロは、青森・大間産208・4キロが2084万円(1キロあたり10万円)で落札された。
競り落としたのは市場の仲卸業者「やま幸(ゆき)」。毎年のように最高値でマグロを競り落とすことで知られる、すしチェーン「すしざんまい」の運営会社「喜代村」ではなかった。
朝日新聞によると、同社の木村清社長は報道陣の取材に応じ、「(コロナ禍で)自粛モードなので派手にやるのはいかがかと思った。セリは穏やかに終わった形じゃないかな」と語ったという。
取材に答える木村社長は、自身のキャラクターの模様が入ったマスクを身につけていたようだ。
「すしざんまい」過去には3億超えも
「喜代村」は生の本マグロを、過去2年最高値で落札。2012〜2017年も最高値で落札していた。いずれも青森・大間産。
2020年 276キロ 1億9320万円(1キロ70万円)
2019年 278キロ 3億3360万円(1キロ120万円)
2017年 212キロ 7420万円(1キロ35万円)
2016年 200キロ 1400万円(1キロ7万円)
2015年 180.4キロ 451万円(1キロ2万5000円)
2014年 230キロ 736万円(1キロ3万2000円)
2013年 222キロ 1億5540万円(1キロ70万円)
2012年 269キロ 5649万円(1キロ21万円)
(いずれも当時の朝日新聞の報道から)