1月3日に復路が始まった第97回箱根駅伝で、前年総合優勝の青山学院大学が圧巻の追い上げを見せている。往路はアクシデントにも見舞われシード権圏外の12位に終わったが、復路では着々と順位を上げ、9区の6.8キロ地点付近で4位まで浮上した。
復路で12位から4位まで追い上げ
2日の往路では、出場わずか4回目の創価大学が混戦を抜け出し、初の往路優勝を果たした。
前回王者の青山学院大は12位。山登りの5区では足のけいれんなどのアクシデントにも見舞われた。原晋監督は「ゲームオーバーという形になりましたね」と振り返った。
挽回を図る復路では、6区で高橋勇輝(3年)がシード圏内の10位まで浮上。7区では近藤幸太郎(2年)が順位を3つ上げ、7位でたすきをつないだ。8区の岩見秀哉(4年)も2人を抜き、5位で戸塚中継所に入った。
さらに、9区の6.8キロ地点で飯田貴之(3年)が東海大の長田駿佑(3年)をかわし、4位に浮上。トップの創価大と7分27秒の差で10区にたすきをつないだ。
高橋、近藤、岩見は区間3位と見事な走りをみせ、青山学院大が王者の粘りを見せている。