12月31日に行われた「第71回NHK紅白歌合戦」で、初めてTVで歌唱した男女2人組ユニットのYOASOBI。
「埼玉県のある場所から」と紹介され、石造の美しい建物内で、本に囲まれてパフォーマンスする姿が話題となった。
その場所とは、埼玉県所沢市に位置する「角川武蔵野ミュージアム」。
美術館のTwitterが放送後、「当館の本棚劇場からお送りしました!」と、YOASOBIが歌唱している写真を投稿して明かした。
角川武蔵野ミュージアムは、国立競技場などで知られる世界的な建築家、隈研吾さんが新たに手がけた美術館だ。外壁に使われている花崗岩が、圧倒的な存在感を醸し出している。
図書館と美術館と博物館が融合する文化複合施設で、「マンガ・ラノベ図書館」や、YOASOBIが歌唱した「本棚劇場」などさまざまな施設がある。
「本棚劇場」は4階から5階の層を吹き抜けにしており、高さ約8メートルの天井近くまで伸びる書架に囲まれている。ミュージアムのTwitterによると、3万冊の本が並び、本棚にはプロジェクションマッピングを行っているという。
YOASOBIは小説をもとに音楽を制作していることから、Twitterでは「本棚劇場という小説の、物語の詰まった空間で歌っていただけたこと、我々も大変嬉しく思います」とも綴った。