お笑いコンビ、ラーメンズの小林賢太郎さんが芸能活動を引退していたことがわかった。12月1日に所属事務所のトゥインクルが発表した。
小林さんは11月16日をもって引退していたという。
事務所の発表によると、小林さんは2019年に、20年末をもって芸能活動を引退したいとの申し出があったという。小林さんは表舞台からは退くが、執筆活動などは続けていく。
片桐仁さんとのコンビ「ラーメンズ」の活動について、事務所は「本公演を熱望されていたお客様につきましても、こうした結果になり、ご希望に添えないことを深くお詫び申し上げます」としている。
相方の片桐仁さんは以下のコメントを発表した。
最初は本当にビックリしましたが、理由を聞いて納得しました。本人が考えて考えて、決めたことですからね。
今の僕がいるのも、学生時代にお笑いの世界に誘ってくれた賢太郎のおかげです。
相方には感謝しかありません。10年以上もラーメンズの本公演を心待ちにしていた皆様、フェードアウトみたくなって、大変申し訳ありません。
ですが賢太郎は今後も創作活動は続けるそうです。いろいろ新しいことを考えているようなので、楽しみにしていてください。
そして、片桐仁の役者、芸人活動、アーティスト活動は、今後も変わらず続きますので、そちらもどうぞよろしくお願いします。
ラーメンズは多摩美術大学の同級生だった2人で結成。NHKの番組『爆笑オンエアバトル』などへの出演で人気となり、以降は舞台を中心に活躍していた。
1998年から定期的に公演を行なっていたが、2009年の公演『TOWER』以降は個人での活動が中心になった。
2016年4月には、小林さんがテレビでコントを披露する年に1度の番組『小林賢太郎テレビ8』(NHK BSプレミアム)で片桐さんがゲスト出演し、7年ぶりの共演でファンを喜ばせた。
2016年には、コント集団「カジャラ」を立ち上げ、ソロコントプロジェクトの「POTSUNEN(ポツネン)」では海外公演も精力的に行っていた。
小林さんは東京パラリンピック閉会式の演出を務めることも決まっている。