「桂浜水族館がSNSで投稿した写真は、桂浜水族館のものです」
高知市の桂浜水族館が11月30日、Twitterで写真の転載ルールやSNSマナーについて呼びかけた。
ツイートには、マスコットキャラ「おとどちゃん」が背中で語る物憂げな写真が添えられている。
担当者によると、水族館が投稿している写真をめぐって、利用者の間で自分が撮影した写真として紹介するような投稿が以前からあったという。
保存して待ち受け画像に使うなど個人で楽しむことは問題ないが、SNSで転載する場合には「『写真は桂浜水族館から借りた』などの記載をお願いします」と出典を明記するように呼びかけた。
公共の場で使用する場合は、事前に許可を取るよう要求。
他の来館者が撮影・投稿した写真については「いかなる場合も必ずその方にお問い合わせ願います」と求めた。
一方で、自分で動物や飼育員のイラストを書いて楽しむファンもおり、「全年齢対象でのイラスト化、複写などは大歓迎です」とつづっている。
「どうか傷つけ合わないで」
投稿ではまた、ファン同士のコミュニケーションについても言及。
「どうか傷つけ合わないでください。 誰かを傷つけそうな時は相談してください。 誰かに傷つけられた時は相談してください」とつづっている。
桂浜水族館はユニークな投稿が人気で、主役の動物だけではなく、飼育員をピックアップした投稿なども人気を呼んでいる。
担当者によると、飼育員をきっかけに動物に興味を持ち、実際に訪れてくれた客もいるという。
ところがファンの一部で、自分が好きな飼育員への思いが強い余りに、言い合いに発展してしまうケースもあったという。投稿はこうした背景を踏まえている。
担当者はハフポスト日本版の取材に「(ファンの人たちは)純粋でいい人たちです。好きなように楽しんでもらって構いません。行き過ぎたコミュニケーションだけ注意して欲しい」と呼びかけた。