メーガン妃、第2子流産を明かす。「1人が真実を話せば、みんなが同じように話せるようになる」

ニューヨーク・タイムズに寄稿。「1人目の子どもを抱きしめながら、2人目を失うのだとわかった」
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ヘンリー王子とメーガン妃と、第一子のアーチーくん(=2019年9月25日撮影)
Pool/Samir Hussein via Getty Images

イギリス王室の公務から離れたヘンリー王子の妻、メーガン妃は11月25日、アメリカのニューヨーク・タイムズへの寄稿で、第2子を流産していたことを明らかにした。

メーガン妃の寄稿によると、2020年7月に、朝、長男のアーチーくんのおむつを替えたあとに、激しい痛みにおそわれた。

「私は息子を腕に抱えたまま床に倒れこみました。子守唄を口ずさみ、自分と息子を落ち着かせました。異変が起きているという予感とは対照的な、陽気な歌でした」

メーガン妃は、「1人目の子どもを抱きしめながら、2人目を失うのだとわかった」とつづっている。

その後病院に移動し、ヘンリー王子に手を握られながら、医療スタッフの診察を受けたという。

「夫の手は、彼と私2人の涙で濡れており、私はその指にキスをした。病院の冷たい白い壁を見つめながら、私の目の前は曇っていた。この傷はどうしたら癒えるのだろうと想像しようとした」

また、メーガン妃は流産について話すことについて、「子どもを失うということは多くの人が経験しているけれど、ほとんど話されていない」とも指摘した。

「喪失の痛みの中で、私と夫は100人の女性のうち、10〜20人の女性が流産を経験していることを知った」という。

「子どもを失う痛みは共通のものにもかかわらず、会話はタブー視され、(感じる必要のない)恥に満ちており、孤独な悲しみが繰り返されるのです」

勇気を持ち、流産の経験について語る人々を、メーガン妃は「彼女たちがドアを開ける」と表現。

「1人が真実を話せば、みんなが同じように話せるようになる。大丈夫ですか?と声を掛けられ、心を開いて話を聞いてくれた時、悲しみは軽くなると私は学びました。

痛みを分かち合うことを受け入れてもらえた時、それが癒やしへの第一歩となる」

また、メーガン妃は寄稿文の中で、新型コロナウイルスの流行や、ブリオナ・テイラーさんとジョージ・フロイドさんの死が抗議のきっかけとなったBlack Lives Matterについても言及している。

 

この記事は、ハフポストUK版をもとに、編集・追記しています。