若者に熱狂的な人気。アレクサンドリア・オカシオコルテス氏が下院に再選、どんな人物?

AOCの愛称で知られ、気候変動問題などに積極的に取り組むオカシオコルテス氏は、若い世代のアイコンにもなりつつある。一体どんな人物なのか。
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アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏(2019年)
ROBYN BECK via Getty Images

アメリカ大統領選に合わせて行われている連邦議会選挙で、若者を中心に熱狂的な支持を集めている民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏が下院に再選を決めた。 

オカシオコルテス氏は2018年の中間選挙で29歳と史上最年少の女性議員として当選。「民主社会主義(democratic socialism)」を標榜している。

AOCの愛称で知られ、気候変動問題などに積極的に取り組むオカシオコルテス氏は、若い世代のアイコンにもなりつつある。一体どんな人物なのか。

 

オカシオコルテス氏は、大統領選の民主党の指名争いで敗れたバーニー・サンダース上院議員の下で働いていた。 ニューヨーク生まれで、プエルトリコ出身の母親を持つ。政界に入る前は、バーテンダーやウェイトレスとして働いていた。

2019年には、トランプ大統領から「この“進歩的”な民主党の女性議員は、世界で最も破滅的で、最悪で、腐敗した政府の国出身だ。国へ帰って、壊れて犯罪にまみれた場所を解決するのを助けたらどうだ」と差別発言をされた4人の女性議員の1人としても知られている

この時には「私が帰るべき国はアメリカで、私たちが宣誓しているのはアメリカ合衆国です」「私たちを代表に選んだアメリカを受け入れられないだけでなく、私たちがあなたを恐れていないことも受け入れることができないようですね」と毅然と切り返した。

2020年7月には、女性を侮蔑するスラングをオカシオコルテス氏に対して発言したとされる共和党のテッド・ヨーホー議員に対し、「ヨーホー議員の言葉は私を深く傷つけたわけではない。この類の(女性を侮辱する)言葉は真新しいものではなく、それこそが問題だからだ」と反論。

女性に対する暴力や差別的な言葉遣いを容認する文化と、それを支える社会的な構造の問題を指摘した。

さらに、ヨーホー議員が「私は45年前に結婚し、2人の娘がいる」と暴言を釈明したことに対しても、「女性に侮辱的な言葉を使うことに対して反省しない男性からの謝罪をいつまでも待つつもりはないが、女性や妻、娘を愚かな行いの言い訳に使うことは問題だと考える」と抗議した

オカシオコルテス氏の演説動画がSNSで拡散し、「思わず拍手を送りたくなる」などと称賛を浴びた。

 

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Maya Nakata / Huffpost Japan

ハフポスト日本版は11月5日夜9時(日本時間)から、モーリー・ロバートソンさん、長野智子さんとともに大統領選を振り返りつつ、トランプ大統領に「支持が集まった理由」について議論するライブ番組を行います。アメリカの「ラストベルト(さびついた工業地帯)」を訪ね歩いた朝日新聞機動特派員の金成隆一さんとも中継をつなぎます。

番組はこちらから(時間になったら自動的にはじまります。視聴は無料です)。