「#Getwild退勤」に小室哲哉さんが感謝 ⇒「夢のような事が起きて動揺しています」

Twitterでトレンド入りを果たし反響を呼んだ結果、本人に届き、感謝のメッセージ動画が届いたーー。そんな「SNSドリーム」に驚きの声が上がっている。
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小室哲哉さん(=2016年08月18日撮影)
時事通信社

「Get Wild退勤」という言葉が、Twitterの話題をさらったのは、9月半ば。

「Get Wild退勤」とは、会社などから退勤する時にドアを開けると同時に、TM NETWORKの名曲「Get Wild」を聴くというものだ。

Twitterユーザーのshotacさん(@shotac_)さんが友人から教えてもらったものだった。9月10日に「マジでめちゃくちゃ良い仕事した気持ちになる」などと紹介すると11万回以上もリツイートされた。「試してみたい」と反響が広がった。

 

それからおよそ1カ月が経った10月19日、まさかの事態が起きていた。

「Get Wild」を歌うTM NETWORKのメンバーで、作曲者である小室哲哉さんから、shotacさんのもとに、メッセージ動画が届いたのだ。

動画はおよそ44秒。グランドピアノの椅子に腰をかけた小室さんは、「shotacさん」と呼びかけ、時おり微笑みながら、こう語りかけた。

shotacさん。初めまして、小室哲哉です。

「Get Wild退勤」という言葉を世の中に広めてくださって、ありがとうございます。

おかげさまで「Get Wild」という楽曲は、30年以上もヒットチャートに残ることになりました。この時代、こんな拡散の仕方でこの曲が広がってまたヒットが生まれるということは、改めてすごいなと体感しております。

改めてありがとう。またいろいろ考えてください。小室哲哉でした。

小学生の頃から、小室さんの楽曲が好きだというshotacさん。

10月19日の午後9時頃に動画を投稿すると、2万以上の「いいね」がされ、反響を呼んでいる(10月20日正午時点)。

shotacさんによると、動画は、19日の午後8時頃に小室哲哉さんのスタッフからメールで届いたという。感動のあまり、Twitterのユーザーにも伝えたいという思いから、スタッフに掲載許可をもらい動画を投稿した。

ハフポスト日本版の取材にshotacさんは、「本当に夢のような事が起きて動揺しています。SNSでは最近悪い部分が多く報道されるなか、こんな良い部分もあるのだと思い、感動しています」とコメントしている。

このTwitterで起きた“奇跡”に、「これぞSNSドリーム」「夢みたいなやり取りが叶っちゃうなんて素敵ですね」「投稿者さんの慌てぶり、オタクとして共感」などのコメントが相次いでいる。

また、「Get Wild」が、リリースから30年以上経った今も愛されていることについて、「リアルタイム世代も、令和に初めて聴く人も、時代を超えてこの楽曲が心地よく耳に残ると嬉しい」「世代関係なく親しめる曲を作れるアーティストって天才だと思う」など、楽曲や小室さんを、改めて称賛する声も多くあがっている。

 

 「Get Wild」とはどんな曲?

 

「Get Wild」は、TM NETWORKが、1987年にリリースした楽曲。TM NETWORKは1983年5月に、小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんの3人により結成された。

「Get Wild」は、アニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとなり大ヒット。TM NETWORKの代表曲の一つになった。