無印良品が、生理用ナプキンの販売を一部店舗で開始した。生理用品はカラフルなパッケージも多い中でシンプルな見た目となっており、喜びの声が上がっている。
展開する良品計画によると、以前から顧客のリクエストを集めるプロジェクト「IDEA PARK」に生理用ナプキンの販売を求める声が上がっていた。日用品のラインナップを強化する中で商品化が実現。10月7日から一部店舗での販売が始まった。国内のおよそ半数の店舗で取り扱っているという。10月16日からはオンラインショップでも販売を始めた。
羽あり(約23cm)と羽なし(約21cm)の2種類があり、価格はいずれも税込みで2個入が190円、12個入が399円。肌に触れる面の表側にオーガニックコットンを使用しており、厚みのある仕様だという。
特徴的なのは、やはり無印良品らしいパッケージ。茶色い外箱は商品名や値段などのみが印刷されており、ナプキンの包みも真っ白だ。
生理をめぐってはこれまで、ナプキンのパッケージなどを含め、既存のイメージを変えようとする取り組みも行われてきた。
無印良品の商品を店舗で見かけたという人による「パッケージが変わるだけでナプキンをレジへ持っていく時の気持ちが全然違う」というTwitterでの報告には大きな反響が。「キラキラピンクハートなど苦手勢なのでシンプル大歓迎!」「1億年待ってた」などの喜びの声や、男性にも買い物を頼みやすいなどという声も上がった。それぞれ好みがあるため「自分の好きなものを選べるのが大事」など、選択肢が広がることを歓迎する人もいた。
【UPDATE 2020年10月21日 午後4時50分】
オンラインショップでの販売が始まった旨を追記しました。