中国の大学で汚水処理設備が爆発?「学校への唯一の道が塞がれた」学生たちは阿鼻叫喚

騒ぎがあった大学によると下水が溢れたためで、爆発ではなかったという。

中国山東省の大学で、学区内にある汚水処理設備が爆発したとの情報が一時、出回った。SNSには、学生たちの寝泊まりする宿舎から大学へ通じる道が汚水で塞がれたとの投稿もされ、ネット空間を騒がせた。大学は爆発ではなく下水道が溢れたと説明している。

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中国海洋大学の公式SNSが投稿した、復旧作業の様子
中国海洋大学の公式ウェイボーより

■大学の公式SNSが対応

情報が出回ったのは、山東省青島市の中国海洋大学。10月13日朝にかけ、学区内の宿舎で「汚水処理設備が爆発した」との情報が出回った。

中国のSNSでは、汚水とみられる水が道路いっぱいに広がろうとする様子を捉えた写真がアップされ、「中国海洋大学」がトレンドワード1位に上昇。「学校へ通じる唯一の道が塞がれた。明日朝一の授業はどうするんだ」「トイレに行ったやつは皆ギルティ」などと嘆く人もいた。

また、青島市で新型コロナの新規感染者が見つかったことを受け「コロナは来るわ、汚水は爆発するわ、私を殺しにきているのか?」との書き込みもあった。

これには大学側も反応。13日朝には排泄物のポップな絵文字とともに「💩も私たちの知を求める歩みを止めることはできない。学校側はすでに対応に当たっています」とSNSに投稿した

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大学側が対応に当たっていることを示すSNS投稿。猫の画像付き
中国海洋大学の公式ウェイボーより

その1時間後には「清掃員が掃除をしてくれています。すぐ元の状態に戻ると思います。マスクを忘れずにつけてください」と作業現場の写真とともに呼びかけ、最終的には汚水が道路に広がったのは「下水が溢れたためで、処理設備が爆発したという事実はありませんとした。