香港の民主活動家・黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんが香港の警察当局に逮捕されたと、本人の公式Twitterが伝えた。
黄さんの公式Twitterによると、2019年10月に行われた、政府が許可していない集会に参加した疑いがあるという。9月24日に警察に出頭したところ、午後1時ごろに逮捕されたという。
黄さんは、他の法律にも違反した疑いがあるという。
黄さんは2012年に中国への愛国心を育てる教育が香港に持ち込まれようとしたとき、仲間と中高生団体「学民思潮」を結成し反対運動を展開した。2014年の「雨傘運動」でも中心的な役割を果たした。
黄さんはその後、民主派団体「デモシスト」の結成に参画し秘書長を務めた。雨傘運動でデモ隊の排除を妨害したとして、有罪判決を受け収監されていたが、2019年の「反送中」デモが盛り上がるなか刑期を終え釈放された。2020年に国家安全法が成立・施行されるとデモシストを脱退し(団体は解散)、個人の立場で活動していた。
【UPDATE:09/24 17:45】
黄さんは午後5時38分ごろ、自身のフェイスブックを更新し、「戻りました。すでに警察署を離れました」と保釈されたことを明らかにした。