「炊いたごはん冷蔵禁止令を発出します」。
全国農業協同組合連合会(全農)が9月16日、そんな通告をTwitterに載せた。
「ご飯は冷蔵で保存するとデンプンがどんどん劣化するんです」と忠告し、ラップにくるんで冷凍庫で保存するよう進言している。
ハフポスト日本版は、全農に話を聞いた。
全農によると、ご飯に含まれるデンプンは、5℃前後の低温に置くと硬い状態に変化するという。家庭用冷蔵庫(冷蔵室)の温度がおおよそ2〜6℃のため、冷蔵ではなく冷凍で保存するよう勧めている。
冷凍する際、オススメの量や方法などについて次のように説明している。
「1膳分に小分けして平たくラップに包み、粗熱がとれたら冷める前に冷凍庫へ入れます。冷めるとデンプンの老化が始まってしまうので、粗熱がとれたくらいのタイミングをお勧めしています。このとき、金属製のトレーやアルミホイルを敷くとより早く凍らせることができます」
消費するタイミングについては「目安は1週間、遅くとも1カ月以内にはお召し上がりください」と呼びかけている。
解凍する際は次のような方法を勧めている。
「レンジの解凍の機能ではなく、温めの機能を利用してください。500Wであれば、1膳分で3分。家庭によって冷凍庫の温度や機種、ご飯の形などが違うので、あくまでも目安です」と話している。
もし冷蔵する場合は、できるだけ早めに食べることを推奨。パサッパサになってしまった時は、「雑炊やリゾット等にリメイクしても、おいしく召し上がっていただけるかと思います」と勧めている。