スタジオジブリが、作品の場面写真の無料提供を始めた。そんな中、『千と千尋の神隠し』(2001年)のある場面に注目が集まっている。
作品には、主人公・千尋の父親が謎の丸い物を食べるシーンが登場する。
この食べ物について、作品の原画を担当した米林宏昌さんが自身のTwitterで9月19日、「お父さんが食べてるブヨブヨした食べ物はシーラカンスの胃袋と絵コンテに書いてありました」と明かした。
このツイートは、長年あの食べ物の正体を疑問に思っていた人たちの間で広がり、これまでに5万回ほどリツイートされている。
その後、米林さんは、「どうやら絵コンテには書いてないようです…宮崎監督が描かれたレイアウトに書いてあったのかなあ?ちなみに原画よりは3倍くらいプルンプルンに修正された」と情報を修正。
ネット上で大きな話題になったことに米林さんは、「こんなに話題になるとは… 確たる証拠もないしただの僕の記憶でしかないですよー 『シーラカンスの胃袋という説も…?!』 くらいに考えといてもらった方がロマンがあっていいでしょう? やはりあれは餅巾着ではなくて何かわからない変なものの方が良いですよね^ ^」と説明した。
「あの食べ物」の正体の“有力説”が示されたことに、ネット上では「なにかの心臓かと思っていた」「『わけの分からない物でも 美味しそうに描ける』 というジブリの凄さが分かりました」「夢があっていい」などと反響が広がっている。