花王は、SNSなどで批判の声が出ていた生理についてのプロジェクトを終了したことを発表した。
終了したのは、「ロリエkosei-fulプロジェクト」。このプロジェクトの「生理を“個性”ととらえれば、私たちはもっと生きやすくなる」というメッセージに対し、SNSなどで批判的な声も上がっていた。
花王は公式サイトで終了を報告し、「私達の配慮が不十分な点に対する厳しいご意見も数多く頂戴しました」とした上で、「今回の活動を見つめ直し、今後について考えるうえで、大変重要なご指摘をいただき、誠にありがとうございました」とつづっている。
花王のお知らせ(全文)
お知らせ
このたび、ロリエkosei-fulプロジェクトを終了しましたことをお知らせいたします。本プロジェクトに対し、皆さまから数多くの貴重なご意見をいただきました。心より御礼を申し上げます。
今回、kosei-fulプロジェクトという名のもと、生理は個人差がとても大きく、一人ひとりの症状や捉え方が様々であることをお伝えする活動を行いました。しかし、生理に対するご自身の思いや経験に関するお声とともに、私達の配慮が不十分な点に対する厳しいご意見も数多く頂戴しました。今回の活動を見つめ直し、今後について考えるうえで、大変重要なご指摘をいただき、誠にありがとうございました。
これまでロリエは、生理期間の不快や不安を軽減する生理用品のご提案を続けてまいりました。一方で、生理用品では解決できない問題があることに歯がゆさを感じ、今回の活動を始めました。kosei-fulプロジェクトは終了しましたが、「社会全体の生理への理解を促進するための取り組み」そのものは、皆さまからいただいたご意見を活かした新しい形にて継続する所存でございます。