「ポケモンGO」などで知られるアメリカの企業Niantic(ナイアンティック)は9月2日、社員の健康のため、7日から1週間の休暇をとると発表した。
モバイル機器を用いた位置情報アプリや位置情報ゲームを製作する同社は、「ポケモンGO」や「Ingress」などを運営。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界各地の社員たちは、リモートワークを続けていたという。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、メンタルヘルスの問題が懸念されている現在。同社の最高人事責任者は、「社員の健康と幸福の重要性も認識しました。今は多くの人にとって困難な状況であり、メンタルヘルスとウェルネスに投資することがこれまで以上に重要になっています」とし、9月7日から1週間、社員が休暇をとると発表した。
「充電や断捨離を行ったり、自分自身または大切な人をケアする時間が取れるようにしました。休暇を取ることで、社員たちは休息をとり、気持ちのリセットができるようになり、多くのすばらしい体験をもって仕事に戻ることができると考えています」と、その理由をつづった。
休暇中、プレイヤーのサポートは、通常より限られた数のオペレーションチームの社員が対応。彼らは、年明けに同等の有給休暇をとるという。
ゲーム機能のアップデートに対応してきた
同社は、3月30日より、「外出してプレイしたときに感じたワクワク感を、屋内でのプレイにも取り入れていく」という目的のもと、プレイヤーが自宅から移動せずにゲームで遊べるよう、新機能の追加やアップデートなどを行ってきた。
7月には「Pokemon GO Fest 2020」をオンラインで開催。124の国と地域のプレイヤーがチケットを購入し、盛況を博した。