ある台風が「日本列島を直撃するのではないか」とSNS上で話題になっている。それが「台風10号」だ。小笠原近海で発達中の熱帯低気圧で、9月1日正午現在はまだ台風ではない。しかし、海外の気象機関の予測によると、今後は急速に発達して日本列島に接近する見込みだ。具体的にどんな予測となっているのか紹介しよう。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の9月1日午前6時時点の予報によると、この熱帯低気圧は太平洋側から北上。4日午前3時に風速47m/s、5日午前3時に風速55m/s、6日午前3時に57m/sとなる。
6日午前3時には、沖縄、九州、中国、四国、近畿、東海など西日本の広い範囲で暴風の恐れがある。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、さらに10日後までの予測を公表している。公式サイトの予測図によると、6日午後9時には強い勢力を保ったまま日本列島に接近し、西日本の広い範囲が暴風域に入る。7日午後9時には、勢力を弱めながらさらに北上し、次第に日本列島から抜けていく。
ECMWFなどのデータを基にした気象予報サイト「Windy」でも台風の進路予測を確認できる。