白血病で長期療養していた競泳の池江璃花子選手が、実戦の舞台に帰ってくる。
8月29日の東京都特別水泳大会(東京辰巳国際水泳場)の50メートル自由形にエントリー。1年7カ月ぶりの勇姿はYouTubeでライブ配信される。
中継するのは、東京都水泳協会の公式チャンネル「かわずチャンネル」。前後する可能性はあるが、池江選手は午後2時56分に出場する予定だ。
■池江選手のこれまでの歩み
池江選手は2016年のリオデジャネイロオリンピックで日本人最多の7種目に出場。2018年のアジア大会では史上初の6冠を達成するなど、2020年に開催予定だった東京オリンピックでの複数のメダル獲得が期待されていた。
白血病を公表したのは2019年2月12日。オーストラリア合宿中に体調を崩し、帰国して検査を受けたことで発覚した。池江選手は「さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたい」とのコメントを残し、治療に専念するとした。
その約1年後、自身のInstagramでトレーニング再開を報告。ファンを安堵させるとともに「全てのことに意味があると思って、次は前に向かって突き進んでいきます」という力強い言葉を残した。
復帰戦を間近に控えた8月25日には、懸垂をする様子をTwitterに投稿。パワフルな姿にファンからは「凄すぎる」と驚きの声が上がっていた。