LINE上で医師に健康相談ができるサービス「LINEヘルスケア」。登録医師が利用者に対して、「低レベル」「ガキンチョ」など発言したとみられるスクリーンショットがSNS上で拡散され、8月2日に運営元のLINEヘルスケアが謝罪した。
「不適切なお客様対応に関するお詫び」として、「LINEヘルスケアに登録している医師1名において、お客様に対して、利用規約違反の行為が確認されました」とし、「今回の事態により、お客様のお心を傷つけ、多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。
当該医師は、8月2日より利用停止になったという。
今後の対応については、「モニタリング体制をより一層強化し、再発防止策を徹底してまいります」と述べた。
「医師の返答として間違えている」など批判
何があったか、LINE側は「利用規約違反の行為」の具体的な内容を公表していない。しかし、LINEヘルスケアで登録医師から「リスカやODで発散するのは低レベルなんだそうです」「言葉にできないやつはガキンチョだということですよ」などと返信があったという情報を8月2日、あるTwitterユーザーが投稿。
そのLINE上でのやりとりがわかるスクリーンショットがSNS上で拡散され、医師の返答に対し、「医師の返答として間違えている。信じられない」「病気などで心が弱っている人を追い詰める」「サービスとしての問題点を感じる」などの批判が起こっていた。
LINEヘルスケアとは?
LINEヘルスケアは、LINE株式会社と、エムスリー株式会社の共同出資により設立した合弁会社であるLINEヘルスケア株式会社が運営。2019年12月よりサービスがスタートした。
公式サイトによると「専門性を持った医師が相談に答える」サービスであり、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目指して、2020年8月31日まではサービスを無料で提供。通常は「いますぐ相談する/相談を予約する」が30分2000円、1000文字以内の質問に対して「あとから回答をもらう」が1000円の、有料サービスとして展開している。