ポカリ新CM、 今度は躍動感あふれるソーシャルディスタンスダンス。汐谷友希さんら中高生36人

同時公開されたメイキングムービーは、学生たちの実際の声をもとに制作されたといい、CMからはうかがえない中高生たちの不安や寂しさ、葛藤や焦燥が浮かぶ。
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「ポカリ NEO 合唱 ボクらの夏」篇
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4月に大きな話題を呼んだ大塚製薬「ポカリスエット」のCMの第2弾が7月24日に公開された。  

緊急事態宣言下での新しいCMの表現方法として注目を浴びた前作に続き、再びソーシャルディスタンスを意識しながらも青春のパワーを融合させた演出となっている。

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「ポカリ NEO 合唱 ボクらの夏」篇
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ソーシャルディスタンスを保ったダンスと歌

第2弾「ポカリ NEO合唱 ボクらの夏」篇は、砂浜に設置されたステージで、現役高校生の汐谷友希さんと学生たち計36人が整列してパフォーマンスする。

碁盤の目状に分割された青いステージ上では、それぞれの間隔を2メートル確保。手を伸ばしても届かない距離を埋めるのは、吹き上げる水しぶきと36人のエネルギーだ。思い思いのフリーダンスで、躍動感たっぷりに「今」を歌い上げる。

汐谷さんは「同世代のメンバーと共演して、ものすごく刺激を受けました。一人ではできないパワーをもらったり、失敗を恐れず前進することの大切さを改めて感じました」と語る。

「リモート合唱」時代が生んだ新しい表現

98人の中高生たちが歌う自撮り映像を繋げた前作「ポカリ NEO合唱」は、新型コロナウイルス感染が拡大する3月に撮影され、緊急事態宣言下の4月に公開された。

本来なら全員が集まって迫力のある合唱になるはずが、新型コロナの感染が拡大していく中、2月に急遽撮影方法を変更。自宅で1人歌うそれぞれの声を重ねて「合唱」に仕立てた。

学生たちが歌いながら部屋を歩いたりベランダでぐるぐる回ったりする様子も、細かい映像の切り替えや画面分割で、スピード感と一体感のある迫力を演出。「今しかない」「今を生きている」「今だ」と力強くリモートで合唱する様子は、コロナ禍を生きる中高生の「今」を切り取ってみせた。

再び会えた喜びを歌とダンスに込めて

今回のCMが撮影されたのは、緊急事態宣言が解除された6月。ロングバージョンのCMでは、冒頭、前作のCMが映し出される。

分割された画面が、そのまま碁盤の目状の特設ステージへとうつり変わり、「続編」であることを強く意識させる作りになっている。リモートで「合唱」した前作と比べ、今作では互いの姿を見て、互いの声を聞きながらパフォーマンスする喜びが伝わってくる。

汐谷さんは、「春の『ポカリNEO合唱』では、撮影方法が急遽変更となり、共演したみんなに会うことが出来ず残念でした。100%以前と同じように撮影することはできないけれど、こうやって一緒に歌うことができてとても嬉しかったです」とコメントしている。 

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「ポカリNEO合唱 ボクらの夏 バックストーリー」
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コロナ禍の中高生たちの葛藤と焦燥

大塚製薬のYouTubeチャンネルには、CMのメイキングムービーも公開されている。

もうすぐ夏が来る
でも実感がない

高校2年の夏は二度と来ない
私は何をするんだろう
何かしないと、多分、今日と同じ明日

出演者の実際の声をもとに制作されたというムービーからは、CMからはうかがえない中高生たちの不安や寂しさ、葛藤や焦燥が浮かぶ。

撮影終了後の出演者たちの涙ぐみながらも満足そうな表情は、CMのコンセプト「渇きを力に変えてゆく。」を体現しているようだ。

こちらのムービーを見ると、青春のパワーが炸裂するような「NEO合唱」のCMが少し違って見えるかもしれない。