7月頭に九州で降り始めた記録的な豪雨は、熊本県を中心に西日本など被害が広範囲に及んでいる。
消防庁によると、7月9日午前6時半時点(速報値)で、全国で57人が死亡、2人が心肺停止、20人が行方不明。全壊や浸水といった住宅被害は確認されている限りで4700件以上になる。
甚大な被害が出た熊本や福岡に加え、8日には長野や岐阜でも大雨に見舞われ、およそ4000人が孤立状態にある。
日本気象協会によると、9日午後も九州北部で梅雨前線が活発となり、局地的に非常に激しい雨が降るとみられる。週末にかけて九州では断続的に雨が降り、大雨の恐れもあり、予断を許さない状況が続いている。
街は泥や濁流に飲まれ、瓦礫の山ができている。現地の様子を報道各社の写真で伝える。
熊本県
人吉市(9日)
人吉市、八代市、坂本町(8日)
人吉市、球磨村、八代市(7日)
芦北町、津奈木町、球磨村(6日)
人吉市、球磨村(5日)
人吉市、球磨村、八代市(4日)
福岡県
大牟田市、久留米市(7、8日)
大分県
日田市(9日)
岐阜県
下呂市(9日)