小池百合子知事、当選から一夜明け2期目への決意「現状維持は後退に他ならない」 東京版CDCの創設準備も

366万票を獲得して再選した小池百合子知事。「喫緊の課題である新型コロナ対策を加速していく必要があります」などと、意欲を示した。
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小池百合子都知事
時事通信社

東京都知事選で、366万票を獲得して再選した小池百合子知事。当選から一夜明けた7月6日、記者会見にて、2期目に向けた決意を語った。

まず小池知事は再選について、「都民ファーストの姿勢で、都民のみなさまのための改革に取り組んできた。その都政が評価された結果であると受け止めております」と見解を述べた。 

さらに今後4年間、世界の都市間競争の激化や、人口減少、超高齢化のうねりは東京は加速度的に訪れるとし、「今後4年間は大変重要な期間にあたる。都民のみなさまの幸せを最大限を追求していくためには、喫緊の課題である新型コロナ対策を加速していく必要があります」と展望を語った。 

現在東京都は「感染拡大要警戒」の段階にあるとし、小池氏は今後、以下の3点の実施を早急に検討するという。

(1)東京版CDC(疾病対策予防センター)

(2)検査・医療提供体制の強化・充実

(3)地域と提携した感染拡大防止対策の推進

CDCの創設は選挙公約の一つに掲げており、この会見で、今後速やかに準備を進めていくと改めて宣言した。 

さらに、都庁の構造改革にも邁進するとし、業務フローや役割分担を見直し、AI、ICTなど最先端技術の徹底活用を進めることで、財政力・組織力を強化、都民サービスを向上する狙いも明かした。

小池氏は、2期目にあたり、「現状維持は後退に他ならない」と強調。「改革の手を緩めることなく、早速都庁の構造改革に着手のうえ、東京大改革2.0の先にある明るい未来の実現に進んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします」と、意欲を示した。