「平和と呼ぶにはまだ遠く、歴史にするにはまだ早い」ーー。
きょう6月23日は「慰霊の日」。太平洋戦争において、沖縄での旧日本軍の組織的戦闘が終わったとされる1945年6月23日から75年を迎えた。
終戦記念日、広島・長崎の原爆忌とともに、私たちが「忘れてはならない日」だ。
沖縄県出身ロックバンド「MONGOL800」が平和への祈りを込めた『himeyuri-ひめゆりの詩-』のミュージックビデオ(MV)を公開したのは、は5年前の6月23日。
「忘れるな」「語り継げ」「歴史にするには早過ぎる」
5年たっても色褪せない、ストレートで力強いメッセージを、今こそ聞いてほしい。
MVの舞台は、最後の激戦地となった糸満市の平和祈念公園。
平和の広場に灯された「平和の火」の真上に輝く太陽に、鎮魂と平和への祈りが込められているようだ。「平和の礎」に刻まれた犠牲者をゆっくりとうつしだしていく。
MVの最後には、次のようなメッセージが掲げられている。
沖縄戦などで亡くなられた国内外、すべての人々へ
追悼の意を表し、そして平和を願い、
いまを生きる者たちが二度と同じ過ちを繰り返さないために。
たった70年前にこの島で起こった出来事を絶対に忘れないために。
この詩を捧ぐ。
2015年6月23日 戦後70年
沖縄 慰霊の日
沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい地上戦で日米で20万人以上が犠牲になった。
平和祈念公園では、毎年「慰霊の日」に合わせて戦没者追悼式が行われてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で規模を大幅に縮小。参加者はわずか200人程度となっている。
戦後75年の節目に、朝日新聞が沖縄タイムスと共同で行ったアンケートでは、戦争体験が次世代に「あまり伝わっていない」「まったく伝わっていない」と答えた人が62・5%にのぼっている。