「この度は、主人の無自覚な行動により多くの方々を不快な気持ちにさせてしまい、大変申し訳ございません」
男性芸人の不倫疑惑が6月、週刊誌で報じられました。その妻である俳優が出したのがこのコメントです。このコメントに関してSNS上では、様々な視点から声が上がっていましたが、その中には「主人」という言葉を使っていることについての考えをつぶやくものもありました。
異性カップル間において、男性を「主人」と表現することへの議論は長くなされてきました。「主人」という言葉は、夫婦間の従属関係や家父長的な価値観を表す呼び方とも指摘されてきたからです。一方で、日常生活に根付いた言葉としてとらえ、特に違和感のない人も多いと思います。
古い新聞記事を確認した所、1955年(昭和30年)10月19日朝日新聞夕刊(東京)に「“主人”という呼び名」という読者投稿を見つけました。27歳の女性の投稿で、自身が主人という言葉を使わない理由を、「私の“夫”は私の“主人”ではない」とし、同世代が「主人」という言葉を使うことへの違和感をつづっています。
この投稿への反響は大きかったようで、その年の11月に2回に渡って「続編」が掲載されているのも確認できました。その後も現在に至るまで、同様の読者投稿や記事が複数見つかりました。なんと長い期間にわたり、議論がされているのでしょうか…。
皆さんのお考えを聞かせてください
SNS上でも定期的に議論になるこの話題ですが、皆さんはどんな言葉を使うのがいいと思いますか? パートナーがいる方は、第三者に説明する時にどんな言葉を使っていますか? 会話相手の配偶者について言及する時、表現に困った経験はありませんか? いっそ新しい言葉を作るという選択肢もありえますか?
ハフポスト日本版では、皆さんの意見や体験を伺いたいと思います。こちらのアンケートにお寄せください。結果は、ハフポスト日本版の記事などで紹介予定です。ご協力、何卒よろしくお願いいたします。
【2020/7/27】アンケートを締め切りました。ご協力をいただき、誠にありがとうございました。集計結果は追って公開いたします。