安倍首相が謝罪「任命責任を痛感しております」。河井克行・案里議員の逮捕

安倍晋三首相は記者会見で「まず、冒頭」と切り出し、「我が党所属であった現職国会議員が逮捕されたことについては、大変遺憾であります」と謝罪しました。
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首相官邸に入る安倍晋三首相=6月18日、東京・永田町
時事通信社

安倍晋三首相は6月18日に記者会見を開き、同日逮捕された前法相の河井克行容疑者と妻の案里容疑者について「責任を痛感している」と言及した。

午後6時から開かれた会見で、安倍首相は冒頭に「本日、我が党所属であった現職国会議員が逮捕されたことについては、大変遺憾であります。かつて法務大臣に任命した者として、その責任を痛感しております」と語り、「国民の皆様に深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。 

さらに「この機に、国民の皆さまの厳しいまなざしをしっかりと受け止め、我々国会議員は、改めて自ら襟をたださなくてはならないと考えております」と一言ずつゆっくりと述べた。 

朝日新聞デジタルによると、東京地検特捜部は同日、2019年7月の参院選をめぐり、票の取りまとめを依頼する趣旨で現金を地元議員らに渡したとして、両容疑者を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。

2人は地元議員ら約100人に計約2600万円の現金を渡した疑いが持たれている。 

2人はこれまでの任意聴取に買収行為を否定している。逮捕前日の6月17日に自民党を離党していた。