FUJIYAMAや高飛車など“絶叫系”とも称される屋外アトラクションが人気の「富士急ハイランド」。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月から臨時休園が続いていたが、5月から段階的に営業を再開した。
感染防止策を講じた上でアトラクションを楽しむ“新たな方法”を社長自らが見本となって伝える動画が6月17日、Twitterで公開され話題となっている。
「新しい絶叫スタイルお手本乗車」と題された動画では、富士急ハイランドの岩田大昌社長と富士急行の堀内光一郎社長がアトラクションに乗車。
感染予防の為、ともにマスクを着用し、乗車中は終始声を発することなく真顔でジェットコースターのスリルを味わっている。
全国屈指のジェットコースターが人気の富士急ハイランド。
感染予防とはいえ、従来は叫んだり声を出しながら楽しむ人の姿が多く見られていただけに、どこか寂しさはある。
しかし、東日本・西日本遊園地協会と賛同企業が5月25日に改訂した遊園地・テーマパークの運営のための新型コロナウイルス感染予防に向けたガイドラインでは、今後アトラクションでは大声を発することなどは控えるよう促される。
遊園地などでのアトラクションで絶叫を控えなければならなくなることについて、ネット上では「それじゃあもう絶叫系じゃない」「声を出さずに楽しむって無理だと思う」「楽しさが失われる」など、様々な声が寄せられていた。
富士急ハイランドでは、「遊園地の感染防止ガイドラインでは大声での発声を控えていただくようお願いしております」と来園者に理解を促したものの「厳しい」「不可能だ」といった声が寄せられたとして、社長自らが見本を見せることになったという。
“コロナ以後”の遊園地の楽しみ方。この見本に従って、慣れるほかないのだろうか...。