音だけの「花火大会」がラジオで放送!文化放送が “ASMR” 特番

3Dオーディオの技術を使い、花火の「中」にいるかのような感覚になる演出も。一味違った夏の風物詩に注目だ。

文化放送が6月8日午前1時半(7日25時半)から、花火や花火大会の会場の音などを高音質で流す特別番組『文化放送 花火大会 ~打ち上げ花火、下から聴くか? 横から聴くか? いやいや! 上からの音、中の音だって聴けちゃうスペシャル~』を放送する

文化放送ではこれまで、焚き火の音やチャーハンの音を高音質で流し続ける“ASMR”の特別番組を放送しており、花火大会は同企画の第4弾。

ASMRは「Autonomous Sensory Meridian Response」の頭文字をとったもので、聞いていて心地よいと感じる音や感覚のこと。内容は咀嚼音やささやき声、タイプ音など様々で、YouTube上で多く公開され注目を集めている。

 

花火の「中」にいるかのような感覚も

新型コロナウイルス感染症の流行により、花火大会の中止が相次いでいる今夏。「上を向き、前向きな気持ちになってもらいたい」と放送を決めたという。3Dオーディオ技術を使って「音声が耳に伝わってくる位置を細部にわたってこだわり」、演出・編集した。

花火大会の会場で聞くような音だけでなく、花火の上や横、さらに打ち上がった花火の「中」にいるかのような感覚が味わえる、「音だけ」ならではの演出もあるという。音楽に合わせて花火を打ち上げる「ミュージックスターマイン」も登場予定。高音質な放送をより楽しむため、ヘッドホンやイヤホンでの聴取を勧めている。

文化放送がYouTubeで公開したPR動画では、花火が次々と打ち上がる音に加えて人々のざわめきも感じられ、人がごった返す花火大会の雰囲気が思い出される。

屋外とはいえ「密」になりがちな花火大会は今年はお預けの人も多いだろう。夜中にじっくり、夏の風物詩を楽しむのもいいかもしれない。