「夜の街」関連の陽性者、東京都内で接触歴不明者の4割占める【新型コロナ】

6月1日までの1週間に陽性と判明した人のうち、陽性者との接触歴が不明だった51人のうち4割が飲食、接客業関連。さらにその半数が新宿エリアだった。
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緊急事態宣言の最中、都内で「STAY HOME」を呼びかける都職員=4月17日
EPA=時事

東京都の小池百合子都知事は6月1日、同日までの1週間で新型コロナウイルス感染症の陽性が判明した90人のうち、感染者との接触歴が不明な人が51人おり、うち4割が「夜の街」に関係する人だったと発表した。

東京都内の感染者数などを説明したライブ配信の中で、5月26日から6月1日までの1週間で陽性が判明した人の内訳などを説明。接触歴が不明な51人のうち、「約4割の方がいわゆる夜の街の関連とみられておりまして、さらにその半数は新宿エリアの飲食、接客業関係者ということであります」と明らかにした。

東京都は6月1日、休業要請の解除行程を3段階で示すロードマップの「ステップ2」に移行。映画館や学習塾、スポーツジム、商業施設などの営業が再開されている。ステップ2では、居酒屋などの飲食店はステップ1と変わらず朝5時から夜10時までの営業を求めており、接待を伴う飲食店に関しては休業を要請していた。

6月2日には新たに30人以上が新型コロナウイルスに感染したとの報道もあり、都の今後の対応が注目される。