15年間、継続して実の娘に性的暴行を加えていた50代の男に重い判決が下された。被害女性は裁判が始まったあとも、「出所後、父親の報復が怖い」として、厳罰を訴える文を青瓦台国民請願掲示板に提出していた。
蔚山地裁第11刑事部(裁判長パク・チュヨン部長判事)は5月29日、性暴力犯罪の処罰および被害者保護などに関する法律違反などの嫌疑で起訴された男に懲役25年を宣告した。裁判所はまた、児童・青少年関連機関への就業制限10年と電子装置の装着も命令した。
判決文によると、男は2004年11月、自身の家で妻を暴行した後、その光景を見て怖がっていた実の娘に性的暴行をした。当時、娘の年齢は12歳だった。
男はその時から約15年間、娘に対して毎週1回以上性的暴行を加えた、娘は中学校2年生の時に初めて妊娠したことを含め、4回の妊娠と中絶を繰り返した。
男はまた、娘が成人になった後、彼氏と交際するとそれに対し怒り、数回にわたり暴行しただけでなく、携帯電話のカメラで娘を性暴行する場面を撮影した。
裁判部は、「被告人は、被害者が正しく成長するように保護し、養育する義務を負っているのにもかかわらず、これを破り反人倫的な犯行をした」とし、「一般的に想像すら難しいくらいの長期間に渡り、残酷な犯行を受けた被害者の精神的・肉体的苦痛は察するに余りある」と量刑の理由を明らかにした。
ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。