品川区が区民全員に3万円給付へ⇒「品川に引っ越したい」との声も

新型コロナウイルス感染症による影響が出ている区民を支え、活力を取り戻すねらい。中学生以下には5万円が給付される。
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緊急事態宣言中、人通りもまばらだった戸越銀座商店街=4月10日、東京都品川区
時事通信社

東京都品川区は6月1日、区民全員に3万円、中学生以下には2万円を上乗せして5万円を給付する方針だと発表した。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う緊急事態宣言や休業要請などによって経済的な影響を受けた区民の生活を支え、活力を取り戻すのがねらいだ。

 

40万6000人に一律給付 

品川区の人口は5月1日時点で約40万6000人で、うち中学生以下は約5万人。「(仮称)しながわ活力応援給付金」として、135億5000万円を2020年度一般会計の補正予算に盛り込み、6月の区議会に提案する。予算が通れば、8月から9月に区民に対して申請書を発送する予定という。

品川区はハフポスト日本版の取材に「経済支援だけでなく、品川に活力を取り戻すための制度でもある。なので所得制限などは設けず、区民全員を対象とすることにした」としている。

一方、区に対して「医療従事者の方を応援したい」という要望も寄せられているため、医療従事者や福祉関係者に対する寄付の受け付けも始める予定という。

 

「品川区に引っ越したい」

Twitterでは「東京都品川区」が日本でトレンド入り。区民と思われる人からは「この街大好き」などと喜びの声が上がる一方で、「(自分の自治体でも)お金を配ってとは言わないが、これぐらい革新的なことをして貰いたい」「今から品川区に引っ越したい」など、うらやむ声が上がっていた。