山里亮太さん、木村花さん急死とテラハ制作中止にコメント。「誹謗中傷を受け、分かっている方の人間だったのに」

「SNSって、答えが出せないと思う。SNSを見ないことが最高の防御にもなると思う」とSNSとの向き合い方についても語った。

人気リアリティ番組『テラスハウス』でスタジオメンバーを務めていたお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さんが5月27日深夜、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』に出演し、23日に急死したプロレスラー・木村花さんについて「苦悩に気づけなかった。何かできることはなかったかな」と振り返り、心境を語った。

『テラスハウス』は、5月23日に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが急死し、27日に制作の中止が決定していた。

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TBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』
TBSラジオ

山里さんは番組冒頭から、『テラスハウス』の制作中止と亡くなった木村花さんについて言及。

木村さんの死について、「まずはショックです。謹んでお悔やみ申し上げます。ひたすら残念で、悲しいです。(番組の事については)私も、みなさんと同じところまでしか知らないです。それが合っているかどうかわからない中で何か(言葉)を発するというのは、誰かを傷つけてしまうかもしれない」と前置きした上で、「情報を聞いて、もう本当に何か(頭が)真っ白になってしまって。何を言ったら良いのかって。ただただ悲しかったけど、その気持ちを俺が言っていいのかとか。それで不快になる人がいるのかなどを考えてしまって。現時点でニュースなどで言われている情報の中では、木村さんの苦悩に気づけなかった。何かできることはなかったかな」と現在の心境を吐露した。

さらに、「僕はずっと芸能の世界で、“炎上キャラ”みたいなことでずっとやっていて、(僕自身もこれまで)たくさんの誹謗中傷というものを受けてきた人間なので、自分の体の中に傷跡として刻み込まれていて分かっている方の人間だったのに、それに気づかずに何もできなかったことは、もっともっと考えるべきだったんじゃないかと思っていて。かといって、自分の未熟さゆえに発信することの難しさを感じて。発信したらどう伝わっていくのか、(周囲への)伝わり方が自分の中で難しくて」と時折、声を詰まらせながら葛藤を語った。

「SNSって、人によって向き合い方がバラバラなんで、答えが出せないと思う。SNSを見ないことが最高の防御にもなると思う」などSNSに対しての自身の考えを示し、「今回のことは(木村さんが死に至ったこと)は自分の中で一生かけて考え続けていこう」としていた。

ネット上では、山里さんのラジオ番組の放送前にテラスハウスの制作中止が決まったことを受け「山ちゃんは何を語るのか」「山ちゃんのせいではないと思う」「番組の演出や編集には言及するだろうか」など様々な声が寄せられていた。

山里さんは25日夜、Twitterを更新した際、亡くなった木村さんに対し「苦悩に気づけなかったのか、何かできることはなかったのかと強く感じています」などと思いをつづっていた