新型コロナ担当の西村康稔大臣「あちこちで気の緩み」と発言⇒批判が相次ぐ

新型コロナウイルス対応を担当する西村康稔経済再生相が、緊急事態宣言が39県で解除された後、「あちこちで気の緩みが見られる」などと発言したことを巡り、ネットで批判が相次いでいる。
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記者会見する西村康稔経済再生担当相=5月18日、東京都千代田区
時事通信社

西村康稔経済再生相が、緊急事態宣言が続く東京・大阪などの地域で「気の緩みが見られる」と指摘したことに対して、ネット上では批判の声が上がっている。西村氏は5月16日の記者会見で、緊急事態宣言が39県で解除された後、宣言が継続する東京、大阪、北海道で人の移動が増えていることに言及。「ここで気が緩むと、今後また新規感染者数が増えてくる。(宣言の)解除はできなくなるわけであります。なんとかこの5月末までにこの大きな流行を収束させたい。ぜひ国民の皆さんには引き続きの様々なご不便をおかけしますけれども、自粛をお願いしたいというふうに思います」と述べた。

会見では、「気の緩みがあると、再び大きな流行になる」などと「気の緩み」というワードを繰り返し、強調した。

この発言に対し、ネット上では批判が噴出。

「上から目線」

「十分な補償なしに自粛ばかり要求する政府に言われたくない」

「宣言の解除に責任を持ちたくないからでは」

「国民への責任転嫁だ」

といった反発の声が上がっている。

西村氏は17日の会見で、記者から「気の緩み」発言の真意を問われると、

「主として(宣言が継続する)8都道府県が、39県の様子を見て『ああ自分たちももう良いんじゃないか』と誤解をされている方もいるんじゃないかと思います」と説明。解除した地域については「段階的に経済活動を引き上げていくことをお願いし、いっぺんに元に戻すことは避けていただきたいということです」と述べた。