「#沖縄に来ないで」ゴールデンウィーク近づき危機感高まる【新型コロナ】

「今来ても絶対楽しくない」。ツイッターなどで、沖縄への旅行自粛を求める声が広がっている。
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「せやろがいおじさん」ことお笑いコンビ「リップサービス」の榎森耕助さんが公開したYouTube動画より

「#沖縄に来ないで」

ゴールデンウイークを前に、沖縄への旅行自粛を求める声が高まっている。Twitterではハッシュタグも拡散され、「今沖縄に来たらコロナを拡散してしまうかもしれない」などの訴えが相次ぐ。

琉球新報によると、沖縄発着の便を運行している国内航空6社が4月22日に発表したゴールデンウィーク期間(4月29日~5月6日)の予約状況は、前年比で8割以上減少しているものの、予約人数は6万を超えている。

新型コロナウイルスの流行が続く中でのこうした報道に危機感が高まり、呼びかけが広まったようだ。

沖縄県の玉城デニー知事は4月26日、公式ツイッターで「離島を含め医療体制も非常事態です。どうか今の沖縄への旅はキャンセルして受け入れ可能な時期までお待ち下さい。stayhome weekして下さい」と呼びかけた。

沖縄タイムス+プラスなどによると、那覇市医師会は4月9日、新型コロナウイルス感染症の患者が増えたことで医療が逼迫しているとして「那覇市医療の緊急事態宣言」を発表している。

沖縄県出身のモデル・玉城ティナさんも4月25日、ツイッターに「旅行できるような事態ではないと思います」などと投稿。自粛を求めている。

沖縄県在住で、「せやろがいおじさん」として社会問題に切り込む動画をYouTubeに投稿しているお笑いコンビ「リップサービス」の榎森耕助さんも『大型連休中に沖縄に来ようとしてる人に一言』として動画を公開。

沖縄の美しい海を背景に、「ノーリスクでしっかりウイルスを遠ざけることができる疎開先、それは家や」と呼びかけた。県内では商業施設や観光施設も閉店しているところが多く「今来ても絶対楽しくない」とし、「沖縄のポテンシャルを100%発揮できるタイミングで来てもらった方がお互いハッピーやん?」と、来県しないよう求めた。

 

ANAやJALでは、5月17日までの搭乗券は手数料なしでキャンセルできる対応を取っている。