イギリスのファッション雑貨ブランド「ローラアシュレイ」が経営破綻し、管財人の管理下に入ることになった。以前から業績が悪化していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が店舗売り上げに影響し、経営が困難になったという。3月17日、ブルームバーグなど海外メディアが報じた。
破産申請によって、2700人の雇用が失われる可能性があるという。
ローラアシュレイは、1953年にデザイナーのローラ・アシュレイと、夫のバーナード・アシュレイがスタートさせた。花をあしらった華やかなデザインで知られ、衣服やベッド用品、生活雑貨などを販売した。
1985年に日本にも進出し、人気を集めた。しかし、2018年のライセンス契約終了に伴い全店舗が撤退していた。
その後、アパレル大手のワールドグループの子会社が、伊藤忠商事とサブライセンス契約を締結し、2020年秋から日本国内で店舗やオンラインストアを展開し、ブランドを「復活」させることを発表していた。