米子医療生活協同組合は、「トイレットペーパーが品薄になる」というデマをSNSに投稿した者の1人が同組合員だったと公式サイトで謝罪した。3月4日、ハフポストの取材で明らかにした。
同組合は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、職員の1人が事実とは異なる誤った情報を流したことを認め「不適切な行為があった」とした。
同組合員の1人が流したとされるデマのツイートは、3月3日午前10時の時点で既に削除されているが、同組合の担当者はハフポストの取材に「公式サイトの書面にあります通り、事実でございます」と認めた。
同組合員の1人は、2月27日ごろからTwitterなどで「中国のトイレットペーパー工場が止まったらしい。入手困難になる」などというデマ情報を発信していたと報じられていた。
トイレットペーパーをめぐっては2月28日、ハフポスト日本版が製造大手3社の担当者に取材したが、「新型コロナウイルスによってトイレットペーパーがなくなる」という情報はデマだと判明していた。
また、岡田直樹・官房副長官は2月28日午後の記者会見で「通常通りの供給・生産」ができているとして、買い占めや転売をしないように国民に呼びかけていた。
米子医療生活共同組合は、SNSにデマを流した職員について、組合の規定に沿って厳正に対応を検討するとしている。