「 #がんばれダイヤモンドプリンセス 」。新型コロナウイルスに集団感染のクルーズ船に、ライバル企業が取った行動が温かい

2月4日に横浜に帰港する予定だったダイヤモンド・プリンセス号。乗客への集団感染が確認されたため、14日間の船内滞留を強いられた。
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横浜港のふ頭に着岸したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
AFP=時事

新型コロナウイルスの感染拡大で横浜港沖に停泊中の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」を励ますハッシュタグがTwitterで広がりつつある。 

アメリカの客船会社「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」が公式Twitterで2月6日、ライバルでもあるダイヤモンド・プリンセス号に「ぜひ応援メッセージをお送りください!」と呼びかけたもの。

「大変な時こそお互いがんばりましょう!」とコメントを付けたダイヤモンド・プリンセス号の写真とともに、「#がんばれダイヤモンドプリンセス」を付けて応援コメントや船室内で退屈しないアイデアなどを投稿するよう呼びかけている。

これを受け、Twitterには「がんばれダイヤモンドプリンセス」のハッシュタグとともに、次々とエールが投稿されている。

『想像以上に心身共にキツい状況だと思います。 何の役にも立てないですが、ただただ心から応援しております。』

 

『この騒ぎが収まったら(中略)私はまた絶対また乗りに行くよ。』

 

『超えられない嵐は無いと信じます。 祝福あれ。』

2月4日午前に横浜に帰港する予定だったダイヤモンド・プリンセス号は、乗客への集団感染が確認されたため、現在は14日間の船内滞留を強いられた状態にある。

Twitterでは、イレギュラーな状況下で乗客を楽しませようと対応を続けているクルーたちにも、励ましや感謝の言葉が寄せられた。

『クルーの皆さま、非常事態とても大変だと思います。どーかどーか無理せずに乗り切って下さい! いつか将来、船旅をしたいです!』

 

『乗客の皆さんを大切に思い、一年の多くを船上で休みなく働くスタッフ、特に客室係の方々はとても献身的です。家族と遠く離れての仕事。彼らの家族も心配していることでしょう。いつの日か彼らにも光を。』

 

『正直なところ、もう頑張れない所までやってるのがクルーの置かれた状況だろう。だからあまり頑張れとは言いたくはない。でも、彼ら彼女らがいるからこそ、今こうやっていられるはずだ。

ありがとう、クルーメンバー。』

 ダイヤモンド・プリンセス号で船内ショーを行なっている「日本橋龍馬会」の三木崇史さんは、「日本橋龍馬会のメンバーと本日集まり何かできないかなどを話し合った。本当は明るい笑顔にする為今すぐにでも船に向かいショー行いたい」とツイート。

「お部屋でご覧頂ける少しでも皆様が明るくなれる動画などをアップしていけたらと思っております」と、過去のショーの動画を投稿した。

日本橋龍馬会による船内ショーの様子は、公式サイトYouTubeからも見ることができる。