人気漫画『鬼滅の刃』の最新刊(19巻)が、2月4日に発売された。
フリマアプリのメルカリなどでは、この19巻がすでに大量に出品されていて、品切れも出る事態となっている。
『鬼滅の刃』は、集英社が発行する『週間少年ジャンプ』で2016年から連載中の漫画。作者は吾峠呼世晴さんで、シリーズ累計で4000万部を超えた。
物語の舞台は大正時代の日本。炭を売る少年・炭次郎はある日、鬼に家族を皆殺しにされてしまう。
唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)も鬼に変貌してしまい炭次郎は絶望するが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つために立ち上がるというストーリーだ。
定価は440円なのに...。メルカリでの転売価格は?
約3ヶ月ぶりとなるコミックス最新刊・19巻の発売を前に、ネット上には、「いよいよ明日!本当に楽しみだ」「予約していないから、早く店頭に行かないと買えないかもしれない」「田舎だと、売り切れたらしばらくは買えない」などと、期待と不安の声が共に寄せられていた。
19巻の定価は440円(税抜き)となっているが、ハフポスト日本版編集部が確認したところ、フリマアプリのメルカリでは同商品が1000円以上で転売されていた。
さらに、1巻から19巻のセット販売では1万4千円前後となっており、2倍から3倍の高値となっているが売り切れが続出している。
同様の状況は、楽天市場などのネットショッピングサイトでも散見された。
この状況を受け、Twitter上では、「高いけど、店頭で手に入らないから仕方なくメルカリで購入した」「このタイミングを逃すと重版待ちだから買った」という報告や「朝早くから書店で並んだけど、明らかに転売目的とみられる人が大量購入していた。本気で読みたいと思う人が買えなくなるからやめてほしい」などと批判の声もあがっていた。
アニメグッズ専門店『アニメイト』の福岡天神店では、「大変人気がある商品の為、《お一人様1冊迄・お取置不可》とさせていただきます」と購入に制限を設けていた。