アメリカのゴールドマンサックスが1月23日、IPO(新規株式公開)の条件として、少なくとも1人の女性取締役の選出を義務付けることを発表した。
同社CEOのデービッド・ソロモン氏はテレビ局CNBCのインタビューで、取締役の多様性は重要な問題だと話し、7月1日以降、アメリカとヨーロッパにおいて「少なくとも1人の、多様な、特に女性の取締役を置かない企業のIPOは支援しない」と話し、2021年にはそれを2人に増やすと加えた。
またソロモン氏は、過去4年のIPOを振り返ると、女性取締役がいる企業の方が業績が大幅に好調だった、と述べた。
現在11人からなるゴールドマンサックスの取締役には、4人の女性が在籍している。
ソロモン氏はこの決断について、「正しい方向への小さな一歩」と話した。