「私たちの家は、まだ燃えている」
スイスで開催されている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で1月21日、環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが演説をした。
前年の同会議で「私たちの家が燃えている」と訴え注目を浴びたトゥーンベリさん。今回の会議でも「アクションを取らないことが、今も火に油を注いでいる」と主張し、「アクション」の必要性を訴えた。
また、会議に参加している多くの政治家や経済界のリーダーたちに、化石燃料への投資を直ちに廃止するよう求めた。
「2050年や2030年、もしくは2021年に実現して欲しいのではないのです。今すぐに行って欲しいのです」
アメリカのトランプ大統領も登壇し、トゥーンベリさんが客席に座る中、スピーチを行った。彼女を名指しはしなかったものの、環境活動家たちを「過去の愚かな占い師の後継者」だと呼び、気候変動に関して「恐れや疑念は良い考え方ではない」「今は悲観的になる時ではない。楽観的になる時だ」と話した。
トランプ大統領はアメリカの植林活動への参加を発表したが、その後に登壇したトゥーンベリさんは植林では不十分と話した。
「木を植えるのはもちろん良いことです。しかし、それでは現状に対し全く不十分です。それでは本当の影響削減や自然の回復にはなりません」
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集・加筆しました。