金融商品取引法違反などの罪で起訴され、保釈中にレバノンに逃れた日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が1月8日、首都ベイルートで記者会見を開いた。
ゴーン被告は会見冒頭、「筆舌に尽くし難い地獄のような体験だった」と拘束について振り返った。
「どんな容疑に問われてるのかも分からなかった」状態で、罪を告白するよう求められたと訴えた上で、「人権と尊厳を奪われる状態でした」と述べた。
「無実を証明しようと必死だった」とも振り返った。
また「容赦のない、恥を知らないメディアの攻撃にさらされた」とメディア批判も口にした。
一方で、どうやって日本を脱出したかについては明かさないとも語った。