第162回芥川賞・直木賞の候補作が発表された。哲学者の千葉雅也さんの初小説「デッドライン」が芥川賞候補に入った。選考会は2020年1月15日、東京・築地で開かれる。
日本文学振興会が12月16日に発表した。医師で小説家の高尾長良さんも「音に聞く」が3度目の芥川賞候補に選ばれた。
直木賞には、湊かなえさんが「落日」で4度目の候補に。「背中の蜘蛛(くも)」の誉田哲也さんら他の4人は初の候補入りとなった。
第162回芥川賞・直木賞の候補作は以下の通り。
<芥川賞候補>
木村友祐「幼な子の聖戦」
高尾長良「音に聞く」
千葉雅也「デッドライン」
乗代雄介「最高の任務」
古川真人「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」
<直木賞>
小川哲「噓と正典」
川越宗一「熱源」
呉勝浩「スワン」
誉田哲也「背中の蜘蛛」
湊かなえ「落日」