AV監督・村西とおるさん、厚労省のエイズ啓発イベントの出演がキャンセルに

過去に女性差別ととれる発言をしていたとして、出演に「不適切」との声が上がっていた。
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「レッドリボンライブ」の特設サイトより。出演者の一覧に村西とおるさんが含まれていたが、28日までにキャンセルとなった。

世界エイズデーにあわせて厚生労働省が主催する啓発イベント「RED RIBBON LIVE 2019(レッドリボンライブ2019)」をめぐり、登壇を予定していたアダルトビデオ監督・村西とおるさんの出演を厚生労働省が取りやめた。

レッドリボンライブは、エイズやHIV感染に関する正しい知識を身につけてもらうため、12月1日の世界エイズデーにあわせて開かれるイベント。2019年は11月28日夜に開催する。

当初厚労省のエイズ対策推進室が発表した出演者には、村西とおるさんが含まれていた。ほかの出演者には、元AV女優の蒼井そらさんやAV男優の一徹さん、しみけんさん、ゲイを公言しているアイドルグループ・二丁目の魁カミングアウト、ゆるキャラのふなっしーなど、さまざまな顔ぶれが並んでいる。

出演予定者が発表になると、村西さんの出演が「不適切ではないか」と指摘する声がTwitterなどで上がった。村西さんが過去に女性差別ととれる発言などをしていたためだ。

指摘を受けて同推進室は、村西さんの出演を取りやめることを26日までに決定した。同推進室の担当者によると、「不適切だという観点からご意見が寄せられる中で、村西さんの出演の適否が話題になることはイベントの趣旨に合わないと考えた」という。村西さん本人と相談の上、イベントの出演を取りやめた。

村西さんは、2019年8月にNetflixで配信されたオリジナルドラマ『全裸監督』のモデルになったことでメディア露出が増えるなど注目が集まっていた。