121年前に撮影された写真が話題になっている。10代の気候変動活動家、グレタ・トゥーンベリさんにうり二つの少女が写り込んでいるのだ。
これを受けてインターネット上では、「地球を救うために2019年に降り立ったタイム・トラベラーなのではないか」という突拍子もない理論が飛び交っている。
写真には、金鉱山にて機械を用いて働く3人の子どもが写っており、1898年にカナダのクロンダイクでゴールド・ラッシュ時代に撮影されたものだ。写真はエリック・ヘッグ氏がユーコン準州の北西部で撮影したもので、現在はワシントン大学の特別記録保管所が所有している。
この写真がTwitterで出回り始めると、写真内に映った少女は、見粉うほどトューンベリさんにそっくりなその姿で、多くの人を驚かせた。スウェーデンの若き環境活動家として知られ、2018年8月から毎週金曜日に学校を(気候変動のために)ストライキしていたトューンベリさんは、若者を中心とした気象危機対策への抗議運動の先陣を切っている。
16歳の彼女は、国際レベルで力を有するリーダーたちが、気候変動の対策に関して腰の重いことを強く指摘している。移動手段に船を選び、世界中にメッセージを発信する彼女は、その活動を讃え贈られた数多くの賞金を断り、国連で演説もした。俳優のレオナルド・ディカプリオに「この時代のリーダー」と呼ばれる彼女は、ノーベル賞にもノミネートされた。
あるTwitterのユーザーは、1898年の写真とトューンベリさんの写真を照らし合わせて「グレタ・トゥーンベリさんが120年前の写真に写ってる。彼女はタイム・トラベラーで、未来から僕たちを救いに来た、っていう陰謀説が最高」とコメントしている。
その他にも、Twitter上では「どうやって来たのか」や「何のために来たのか」など、多くの憶測が飛び交っている。
「120年前の世界では何をして来たんだろう?」
「 タイムトラベルには太陽光発電を使ったってことでいいのかな?」
ハフポストUS版の記事を翻訳、編集、加筆しました。