アメリカ・ペンシルバニア州で行われた結婚式で、新婦の娘へ新たに父親となる新郎が贈った誓いの言葉が、感動的だと話題になっている。
ジミー・ギソンディはその日、2つの誓いを立てた。一つは、妻となる新婦のケルシーに。そして、もう一つは、新たに彼の娘となるオリビアに。
11月2日、ペンシルバニア州のダーラムヒルファームの青空の下で行われた結婚式で、ジミーは9歳のオリビアにこう誓った。
「オリビア、君に約束します。今日から、毎日、君への心から愛を伝えます。」
「この先ずっと、僕は君を教え、導き、尊敬することを約束します。僕の本当の娘と何一つ変わることなく、君を扱うことを誓います。僕は君を自分の娘だと言えることができて本当に幸せだ。今日この日から、君は本当に僕の娘になるんだ。君は僕の人生に訪れたもう一つの愛。君を愛しているよ、オリビア」
ケルシーがFacebookに投稿した動画では、ジミーとケルシーが指輪を交換した後にジミーが「オリビア、おいで」と呼びかける様子が確認できる。
小さなメモを読み上げるジミー。
「君を自分の娘だと言うことができて本当に幸せだ。今日……」と伝えた後、鼻を啜りあげるような音とともに少し間が空く。そして、声を詰まらせながら「今日この日から、君は本当に僕の娘になるんだ」と続ける。
思わず泣き出したオリビアをケルシーが抱き寄せる。
誓いの言葉が終わると、参列者からは拍手が上がった。
ジミーがオリビアにネックレスを贈ると、3人は固く抱き合った。カメラマンのアビゲイル・ライディックが作成した動画によれば、ネックレスには、オリビアの名前、誕生石、そして結婚式が行われた日付が刻まれたチャームが付いている。
生まれた時から父親がいなかったオリビアは、“お父さん” を夢見ていたという。
ジミーとケルシーのFacebookには、2018年1月ごろから2人が交際している様子が投稿されている。
約2年かけてオリビアとの絆を育んできたジミー。きっと今後もますます幸せな家族になっていくに違いない。